【男鹿市】秋田県・男鹿半島の奇岩「ゴジラ岩」
秋田県の男鹿半島に「ゴジラ岩」と呼ばれる不思議な岩があります。
その姿はまるで、海に向かって吠える「ゴジラ」の横顔のようです。
ゴジラ岩
もともとは男鹿半島の密かな観光スポットだった「ゴジラ岩」。
2015年にダイハツ・キャストのテレビCMで、ミーアキャット…ではなくゴジラに見える岩として紹介されたことで、全国的な知名度が上がりました。
ゴジラ岩は、男鹿半島の南西側の海沿いにあります。
海岸線に沿って県道59号線を走っていると、道の脇に「ゴジラ岩 灯台手前右」と書かれた小さな看板が建っています。
この看板のところから急な坂道を降りると、観光看板があり、多少デコボコしていますが平らで広い岩場があります。
このあたり一帯は潮瀬崎(しおせざき)と呼ばれる磯場です。
寒風山の噴火によってできた火山岩が、長い年月の間に風や波で浸食されたことで、まるで彫刻のような不思議な形の「奇岩」へと姿を変えました。
さて、この「ゴジラ岩」。ここまで来ればあとは簡単に見つけられそうなのですが、実は意外と難易度が高いです。
CMや写真などのイメージで、「海を背にして立っている巨大な岩」だと思い込んで道路側から探してしまうと、なかなか見つけられないのです。
ゴジラ岩を探す目印として、まずは奥の方にある真っ白い灯台と、そこから左側に向かってのびている電線と電柱を探します。
電線を発見したら、それを目印にして灯台の方へ向かって歩いていきます。
岩場には道らしい道はなく、ゴツゴツしていて足元が悪いので、探索中に転んだり足をすりむいたりしないように注意してください。
ちなみに私は水たまりに足をつっこみました(汗)
巨大な岩を過ぎて少し進んだあたりで「振り返って道路の方を見る」と、ゴジラの横顔を発見できるはずです。
発見できれば、あとは足元に注意して道を探しながら、ゴジラ岩の近くまで行くこともできます。
季節や時間帯によっては、ちょうどゴジラの口のあたりに太陽が来ている写真を撮ることもできます。
炎を吐く寸前のゴジラのようで面白いですね。
日中のゴジラ岩も面白いですが、一番絵になるのは、やはり夕暮れ時のゴジラ岩です。
沈む夕日をバックにして、ゴジラのシルエットがはっきりと浮かび上がります。
夕焼けが綺麗な日であれば、CMや観光ポスターのような絶景を楽しむことができます。
付近には「ゴジラのしっぽ岩」や「ガメラ岩」もあるので、男鹿半島を訪れた時に寄り道してみるのも良いかもしれません。
詳細情報
観光地名:ゴジラ岩
住所:秋田県男鹿市門前地区(潮瀬崎)
関連情報:潮瀬崎ジオサイト(男鹿半島・大潟ジオパーク)
自然・名所