あきたノート

【仙北市】角館で2月14日に「火振りかまくら」が行われます

仙北市角館で2月14日(水)に「火振りかまくら」が行われます。

火をつけた炭俵を体の周りで振り回して炎の輪を作り、無病息災や家内安全などを祈る伝統行事です。

火振りかまくら1

火振りかまくら

こちらが火振りかまくらに使われている「炭俵」です。

乾燥させたスゲなどを編んで丸めたものに、1メートルほどの長さの縄が付いています。

炭俵

会場では、雪でつくったかまどに薪を入れて燃やしています。

かまどの火や燃えがらなどを使って、まずは炭俵に火をつけます。

火振りかまくら2

火が付いたら縄の先をしっかり持ち、他の人とぶつからない距離まで離れます。

火振りかまくら3

あとは縄の先を頭よりも高い位置で持ち、ゆっくりと大きな円を描くようにして、炭俵を体の周りでグルングルンと回していきます。

火振りかまくら4

燃え上がる炭俵は炎の塊そのもの!

『ヴォォォン!ヴォォォン!』という、ジェット機の音にも似たうなりをあげながら、大きな炎の塊が、自分の顔や体のすぐ横を何度も通っていきます。

火振りかまくら5

炭俵を振り回す手を少しでもゆるめてしまうと、炎が自分の体を直撃してしまうので、一瞬たりとも気を抜くことはできません。

「火振りかまくら」ならではの、迫力と熱気を間近に感じることができますよ。

火振りかまくら6

炭俵を回している人は緊張感が半端ないですが、周りで眺めている人たちは、幻想的な炎の輪を楽しむことができます。

火振りかまくら7

炭俵を地面スレスレの低い位置でゆっくり大きく回すと、炎の輪が綺麗な形になります。

観光客は火を怖がって炭俵を勢いよくブンブン振り回してしまい、あっという間に燃え尽きてしまうのですが、地元民が作る炎の輪は安定していて美しいですね。

火振りかまくら8

火振りかまくら実施場所

「火振りかまくら」は角館地区の小正月行事で、地域住民がそれぞれの町内で独自に実施しています。

このうち「火振りかまくら主会場(東会場を除く8会場)」では、観光客も火振り体験をすることができます。

【火振りかまくら主会場】
・東会場(お焚き上げのみ実施)
・西会場
・南会場
・北会場
・山根町会場
・西勝楽町会場
・中央会場(横町)
・中央会場(七日町)
・中央会場(西勝楽町2区)

 
雪景色の中で舞う炎の輪を楽しむことができ、自分も参加することができる行事ですので、ぜひ「火振りかまくら」の会場へお越しください。

詳細情報

イベント名:火振りかまくら
開催日:2024年2月14日(水)
開催時間:18時~20時(炭俵がなくなり次第終了)
会場:秋田県仙北市角館地区

※上記掲載内容は2024年1月18日時点の情報になります。

2024-01-18
伝統行事・祭り