あきたノート

【秋田市】秋田の夏の風物詩!名物かき氷「生グソ」が人気の『広栄堂』

秋田市には、店の前に行列ができるほど人気のかき氷屋さんがあります。

お店の名前は『広栄堂(こうえいどう)』で、毎年6月上旬頃から9月下旬頃までかき氷を販売しています。

広栄堂外観

販売されているかき氷は、定番商品と新商品を合わせると全部で50種類以上あります。
(メニューは2020年7月時点のものです)

メニュー表

名物かき氷「生グソ」

このお店の名物は「生グソ」と呼ばれるかき氷です。

「生グソ始めました」の張り紙

何も知らずにこの張り紙だけを見るとギョッとしてしまいますが(正直何年たっても慣れないですが)、正式名称は「生グレープフルーツソフト」です。

フレッシュなグレープフルーツの果肉がゴロゴロ入っている山盛りのかき氷の上に、バニラソフトクリームがどーんと乗っている、根強いファンも多い人気商品です。

生グレープフルーツソフト

名前の理由

グレープフルーツの酸味が爽やかで夏にピッタリのかき氷が、なぜこんな名前で呼ばれるようになったのか。
そこには理由があるのです。

お店に入ってかき氷を注文すると、店員さんが客の名前と注文商品を書いた伝票をレジカウンターの上に置きます。

この時伝票に書かれる商品名は、
イチゴかき氷+ソフトクリームなら「イソ」
レモンかき氷+ソフトクリームなら「レソ」
生のオレンジのかき氷+ソフトクリームなら「生オソ」というように、略称で表記されます。

そしてこの法則に従って書くと、生のグレープフルーツのかき氷+ソフトクリームの略称が「生グソ」になってしまうのです。

そして伝票にも実際に「生グソ」と書かれます(汗)

略称はこんなひどいことになってしまいますが、生グレープフルーツソフトはとても美味しいので、なんだかんだでいつの間にか「生グソ」の呼び名が地元民の間に定着しました。

近年ではお店の方でも「生グソ」の呼び名を大々的にPRするようになり、店先に「生グソ始めました」の文字をバーンと貼り出したり、テレビや雑誌などの各種メディアで何度も紹介されています。

お店の場所

お店は秋田市南通にあります。

秋田の夏の風物詩として親しまれているお店ですので、機会があればぜひかき氷を食べてみてくださいね。

詳細情報

店舗名:広栄堂
住所:秋田県秋田市南通みその町6-21
営業期間:夏期のみ営業(6月上旬~9月下旬頃)
営業時間:10時~17時30分頃
定休日:月曜日(祝日の場合は火曜休業)
電話番号:018-832-5736
駐車場:あり

※上記掲載内容は2020年7月25日時点の情報になります。

2020-07-25
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