【美郷町】2025年の「六郷のカマクラ」を開催!「竹うち」は2月15日実施
美郷町の六郷地区で、国指定重要無形民俗文化財である「六郷のカマクラ」が開催されます。
最終日の15日(土)には、男衆が北軍と南軍に分かれて長い竹で激しく打ち合う「竹うち」という行事が行われます。
六郷のカマクラ
2025年の「六郷のカマクラ」は2月11日(火)~15日(土)に行われます。
初日に行われる「天筆書初め」の行事では、5色の短冊を繋げたものに願い事を書き、青竹に吊るした「天筆(てんぴつ)」が作られます。
2日目には「天筆掲揚」が行われ、5色の旗が町内のあちこちでたなびきます。
3日目には「鳥追い小屋」と呼ばれる真四角なカマクラが各町内に作られ、「鎌倉大明神」が祀られます。
鳥追い小屋の天井部分にはすだれやむしろが載っており、中で鳥追い歌を唄う子供たちが火鉢で一酸化炭素中毒にならないよう、先人たちが配慮したものと伝えられています。
各家庭では小正月の餅つきも行われ、柳の小枝にお餅を付けた「柳まゆ玉」を作って神棚に飾ります。
竹うち
「竹うち」は最終日の夜、神社のすぐ目の前にある「かまくら畑」という広場で行われます。
竹うちに使われる竹は本物の青竹で、硬くて長さは6~7メートルもあります。
日が暮れると、工事用やバイク用のヘルメットをかぶった男衆が広場に集結し、「北軍」と「南軍」に分かれて向き合います。
勝負は3回行われ、北軍が勝てばその年は豊作、南軍が勝てば米の値段が上がると言われています。
「竹うち」の開始を告げる合図と共に、竹を持った男衆が叫びながら一斉に飛び出し、長い竹をバシーッ、バシーッっと振り下ろして激しく打ち合います。
長い竹は大きくしなり、ぶつかり合い、割れてあたりに飛び散ります。
2回戦が終わると、天筆を炎で焼く「天筆焼き」が行われます。
天筆焼きが全て終わったところで、なんとそのゴウゴウと燃える炎を挟んで、竹うちの3回戦が行われます!
これが最終決戦とあって、竹の打ち合いは激しさを増し、怒号が飛び交い、まるで「合戦場」のような壮絶な戦いが広場で繰り広げられます。
豊作祈願の火祭として700年余りの歴史がある貴重な小正月行事ですので、ぜひ「六郷のカマクラ」と「竹うち」をご観覧ください。
詳細情報
イベント名:六郷のカマクラ
開催期間:2025年2月11日(火)~15日(土)
※「竹うち」は15日(土)実施
会場:秋田県美郷町六郷地区
※「竹うち」はカマクラ畑で開催
※上記掲載内容は2025年1月20日時点の情報になります。
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