あきたノート

【秋田市】藤城清治 こびとと生きる喜び展(7/21~9/23)

秋田市の秋田県立美術館で7月21日から「藤城清治 こびとと生きる喜び展」が開催されます。
以前、2011年と2013年に秋田県立近代美術館(横手市)で「藤城清治の世界展」が開催されましたが、今回は6年ぶり&秋田市での開催です。

イベント内容

彩色したトレーシングペーパーやカミソリの刃を使う独自の手法で、繊細で美しい切り絵作品を数多く創り出してきた、影絵作家の藤城清治先生。
今年で95歳ながらも、今なお現役で意欲的に創作活動を行っています。
今回は代表作から近作に加え、秋田をテーマにした作品も展示されます。


出典:藤城清治美術館

藤城清治先生は、クリッとした目のこびとの絵や、鮮やかな色使いの幻想的な風景画が印象的な作家です。
個人的には「暮しの手帖」で連載していた昔話や童話の影絵のイメージが強いですが、その他にも様々な影絵劇や絵本の挿絵などを手がけていますし、日本各地を自分の足で訪れて風景をスケッチして、それを影絵で表現したりもしています。

私は以前秋田で開催された展示会を両方見に行ったのですけれど、間近で見る切り絵の美しさと繊細さにとにかく圧倒されました。
水面や雲などは薄い色のトレーシングペーパーを重ね貼りし、木の葉や花びらは1枚1枚緻密に切り抜くなど、その表現方法と精密な技術がとにかく素晴らしいです。

影絵の原画は、思っていたよりもずっと大きいものばかりで、中には美術館の天井に届くぐらいの巨大な作品もありました。
どの作品も「影絵」なので、絵の裏側から光を当てた状態で展示されています。ほの暗い会場内で、柔らかい光に照らされた絵画たちは、まるでステンドグラスのような美しさで、訪れた人たちの目を引きます。

先生は秋田を何度か訪れていて、かまくら祭りの絵や竿燈まつりの絵、刺巻湿原のミズバショウの絵、男鹿の999段の階段と五社堂の絵などを手がけています。
今回の展示会でもこれらの作品が全て展示されますし、なんと男鹿のゴジラ岩をモチーフにした2019年の新作影絵も展示されます。

普通の絵画と違う「影絵」の魅力は写真では伝わらないので、この機会にぜひ一度、実物を自分の目で見てほしいと思います。

詳細情報

開催期間:2019年7月21日(日)~9月23日(月)
時間:10時~18時
場所:秋田県立美術館(秋田県秋田市中通1丁目4-2)
入場料:一般1,400円、高・大学生1,000円、中学生以下無料

※7/13~9/23の期間中、エリアなかいち1階に展示会特設ショップがオープンします。

関連情報:藤城清治 こびとと生きる喜び展(秋田県立美術館)

2019-07-19
美術・芸術


 

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